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スミセイ さわやか介護セミナーリポート 明るい老後は今からつくる

【演題】ケアビクスで介護予防
~心と体の健康づくりは幸せづくり~

座ったままで筋力アップ!

「ケアビクス」とは、イスに座ったままで行える健康運動。筋力が弱っているお年寄りでも、転倒する危険なく安心してできる有酸素運動です。少ない負荷で一定時間の運動を続ける有酸素運動は、血管を柔らかくしてくれます。日本人の寝たきり原因の1位である脳卒中も、有酸素運動を行うことで予防できる確率が高まるといわれます。また最近では認知症にも有酸素運動がよいと言われ始めています。
「ケアビクス」を行うときは、ラクに自由に。動かない個所があるときは無理に動かす必要はありません。少しづつでも続けることが大事。ただし、1日に10分以上続けることを目標にしてください。
まずは、転倒予防に大切な筋肉を強くしましょう。これはスネの横の筋肉ですが、座ったままでつま先を上げたり、下げたりするだけ。次は歩行などさまざまな場面で大切な役割を果たす太もも。イスに座った状態で、脚を真っすぐに上げてみましょう。痛い人は痛くないところまで、何ともない人は上げられる高さまで、ゆっくりでいいですよ。この運動はヒザ周りの筋肉も鍛えることができます。また、座ったままで足踏みをしてください。できるだけ力強くドスンドスンと。脚の骨が強くなります。
それでは「銀座カンカン娘」と「涙そうそう」に合わせてやってみましょう。間違えても気にせずに。そうすると、自然と笑顔になるから不思議です。笑顔は健康にもいいのです。家でもテレビを見ながら、好きな音楽に合わせて楽しみながら、やれる範囲でトライしてくださいね。

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